日本政府観光局(JNTO)は、2018 年の訪日外客数が、前年比 8.7%増の 3,119 万 2 千人で、JNTO が統計を取り始めた 1964 年 以降、最多となったと発表した。
市場別では、欧米豪市場については、好調なクルーズ船需要やグローバルキャンペーンの実施により年間を通じて好調な伸びを示し、国別では、豪州55.2万人、米国152.7万人、カナダ33.1万人、英国33.4万人、フランス30.5万人、ドイツ21.5万人、イタリア15.0万人、ロシア9.5万人、スペイン11.9万人と、欧米全ての国で過去最高記録となり伸率平均は11.6%だった。
東アジア市場を中心に自然災害による旅行控えが見られたが、年末までに東アジア市場すべてで 前年同月を上回るまでに回復し、東南アジア市場については各市場における訪日旅行プロモー ションが訪日需要を創造し、国別では東アジアは韓国753.9万人、中国838.0万人、台湾475.7万人、香港220.8万人で73.4%を占め、東南アジアとインドは、タイ113.2万人、シンガポール43.7万人、マレーシア46.8万人、インドネシア39.7万人、フィリピン50.4万人、ベトナム38.9万人、インド15.4万人で伸率平均は11.2%だった。
2019年はラグビーワールドカップ が日本で開催される為、欧州とオセアニアからの訪日の拡大が見込まれており、更なる訪日が外客数の伸びが期待される。